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花火の撮り方 2016 [α7]
今年も調布の花火大会をベランダから撮影。
花火の撮り方は、昨年の8月22日にもアップしているが、その際、「最近の花火は進化し、明るさを増して色も鮮明になっているので、絞りはISO100でF16まで絞り、WBも色がアンバーに転ばないよう電灯に設定するのが良いらしい。」と記載した。が、カメラやレンズが変わるとこれもまた違うようだ。
昨年使用したカメラはかなり旧式のEOS 20D+京セラコンタックスの一眼用ディスタゴンだったが、今回はSONY α7+コンタックスG用のプラナー45mm。実際に撮影したところ、大きく条件が変化したので備忘録も兼ね記載する。なお、今回のフルサイズカメラだと、我が家のベランダからは、プラナー45mmの画角がぴったりだった。
まず、WBを電灯にすると極めて寒々しい色になり、太陽光にするとアンバー過ぎ。色々試した結果、最後は蛍光灯(昼光色)に落ち着いた。絞りもISO100でF16だとかなりアンダーだったので、少し開けたF8程度が良好だった。
三脚に固定し、シャッター速度はバルブに設定してレリーズを使用。これは鉄則。
フォーカスはマニュアルにして、無限遠に固定。加えてDROやHDRなど余計な効果があるものは全部OFFにすることも忘れてはならないコツかも。
α7, Planar 45mm F2.0
いよいよ夏!赤外線写真の季節到来。 [Leica M3]
いよいよ本格的な夏が到来したので、今年はフィルムを使った本格的な赤外線写真を撮ろうと720nm(ナノメートル)以下の光を通さないFUJIのフィルター、SC-72を購入。
人の目に見える可視光線(390~700nmの波長の光)を遮断する真っ黒なフィルターだが、720nm以上の赤外線は通過する。
理屈上、このフィルター越しに750nmまで反応するフィルムで写真を撮れば、720~750nmの赤外線に反応した写真が撮れる。これが赤外線写真。
750nmまで感光するフィルムには、ノーマルでも使えるRollei SUPERPAN 200をチョイス。現像も手馴れているし、感度も程よい。
ところで、カメラを何にするか、ここが悩みどころだった。
赤外線は通常光よりピントが前に来るので、赤外線(R)指標のついたレンズを使い、普通にピント合わせを行った後に、この指標まで距離をずらす。
古いフィルム一眼レフ用のレンズには大抵この指標は付いているのだが、一眼レフにフィルターをつけてファインダーを覗いたら、真っ暗でピントも構図もあったものじゃない。もちろん、三脚に固定して距離と構図を決めてからフィルターを付けるのが正しいお作法なのだが、機動性から手持ちを考えると、望ましいのはレンジファインダー。しかも赤外線(R)指標のついたレンズが必要。
所有しているレンジファインダー用レンズでR指標があるのはDRズミクロン5cmのみ。前期型なので沈胴型の名残なのかRの指標が刻まれている。で、カメラは必然的にライカM3となるのだが、赤外線は通常露出よりかなり暗くなるので、手振れしにくいM3はありがたい。
テスト撮影の結果は快晴で5段補正がいい感じだった。ISO200で絞り5.6半、シャッタースピードは1/30秒。
デジカメにフィルターを付けて撮ったこともあるが、フィルムの方が俄然ピントはシャープ。使ったデジカメ本体の問題もあるのだろうけれど。
さあ、なんだかワクワクしてきたが、本格的には何を撮ろうか?
それが問題(笑)
Leica M3, DR Summicron 50mm,Rollei SUPERPAN 200
梅雨の間の真夏日 [CONTAX RTS III]
世田谷美術館の展示を目的に砧公園に出掛けた。
7月に入ったとはいえ季節はまだ梅雨のはずなのに、強烈な太陽が照りつける真夏の様な午後となった。
この日は、ハッセルでは常用フィルムの一つである、RolleiのORTHO25を35mmカメラでは始めて使用。水道水+ロジナールで現像していた頃、このフィルムはコントラストガチガチ(それはそれで良かったけど)、かつ酷いカールに悩まされたが、脱イオン水+SpurのAcrol-N(1:70)で現像すると、同じフィルムとは思えないほど柔らかく階調豊かなネガに仕上がる。しかも悩まされたカールもない。
ISO25なので暗いと手持ちは厳しいが、太陽の下、NDなしで開放で撮れるのも魅力の一つ。ベースがほぼ透明なので、この美しいネガは見ているだけでも幸せな気分になれる(笑)
CONTAX RTS III,Distagon 35mm F1.4,Rollei ORTHO 25
雨上がりの紫陽花 [α7]
先週、紫陽花を撮った時の天気はピーカンだったので、今度は雨上がりの紫陽花を撮ることにした。
出かけたのは、相模大野にある麻溝公園。初めてだったが、紫陽花の種類も多く、よく手入れされた公園。
クレマチスも8,000株あるとのことなので、来年はその時期に出かけてみよう。
α7,S-Planar 60mm F2.8
晴れた日の紫陽花 [CONTAX RTS III]
季節柄、雨と紫陽花を撮りたくなったが、梅雨なのにお天気は真夏のよう。
考えてみたら、晴れた日の紫陽花は撮ったことがなかったので、1万株の紫陽花を誇る府中市郷土の森へと出掛けてみた。
フィルムは初めて使うADOX CHS 100 II。
D-76(原液)で現像してみたら、なかなかの好みに仕上がったので少し使い込んでみようと思う。
CONTAX RTS III,Planar 50mm F1.4,Distagon 35mm F1.4,ADOX CHS 100 II
個展「MONOCHROSE」が無事終了しました。 [番外篇]
4月8日から28日まで、3週間に渡り開催した初めての個展「MONOCHROSE」が無事終了いたしました。
会期中は、沢山の方にお運びいただき本当にありがとうございました。
この展示を経て、今後目指すべきことが(実はぼんやりとですが)見えてきました。
次回は、いつお会いできるか判りませんが、また、新しい作品を携えてお目にかかりたいと存じます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
初めての写真集「MONOCHROSE」を作りました! [α7]
4/8からの初個展「MONOCHROSE」用に、初めての写真集「MONOCHROSE」を作りました。掲載は、今回の展示作品に2013~15年のグループ展分を加えた薔薇22点です。
こだわったのはモノクロームの写真を美しく見せる「黒」と紙質。写真集のカバーには、今一番黒い紙「スーパーコントラスト スーパーブラック」を使い、モノクロのトナーインクでタイトルを浮かび上がらせました。中面も、作品の正方形フォーマットにこだわり、21cm角の真四角の外形の中に、14cm角の作品が収まっています。印刷に当たっては数種類の用紙を試した結果、黒が締まり写真が映える厚手の光沢紙「ミラーコートゴールド」をチョイスし、片面のみの印刷とすることで贅沢な作りとなりました。ぜひ会場にて、プロデューサー、デザイナー、作家の思いが込もった写真集の仕上がりをご覧いただければ幸いです。
α7,Distagon 35mm F1.4
個展「MONOCHROSE」開催に向けて [HASSELBLAD 553ELX]
いよいよ4月8日から初めての個展を開催する運びとなりました。
開催に当たっては、市兵衛町画廊の玉木さんには大変お世話になりました。また、写真集の制作では、玉木さんに加え、デザイナーでありイラストレーターでもある広瀬さん、新藤コーポレーションの矢島さんに労を執っていただきました。改めて御礼申し上げます。
最初、玉木さんに個展開催のご相談に伺ったのは昨年の4月ですから、もう1年前になります。
その後、グループ展「花つづり 第二章/あなたへ」を挟みながら、半年を掛けて新作の撮影。昨年末までには展示作品の印画紙プリントも終え、年末年始は写真集のためのデータ作成。年が明けてからも、写真集やDM・ポスター、額装手配、会期内のイベント打ち合わせ等で、瞬く間に来月のオープニングを迎えようとしています。
今回は、薔薇にこだわり抜いた展示会となりますので、ぜひお誘い合わせの上、ご来廊いただければ幸いです。
冬から春への代々木公園 [HASSELBLAD 503CX]
まだまだ寒かった先週の代々木公園。それでも冬と春の景色が混在し、ほんの少しだけど紅白の梅と河津桜が咲いていた。
HASSELBLAD 503CX,Distagon 60mm F3.5,Rollei RPX 400
モノクロの薔薇 [HASSELBLAD 553ELX]
10月21日〜11月2日までのグループ展「花つづり 第ニ章/あなたへ」も無事終了。あっという間に1か月が過ぎ、特にブログを更新するでもないままに今日に至ってしまいました。
会期中、ご来場またはご声援いただいた皆様には改めて御礼申し上げます。
次回の展示は来年4月に初の個展を予定。しかも今度は薔薇だけの展示と決めて準備を進めていますのでご期待ください。
個展の詳細やタイトル披露はもう少し先になるけれど、個展のアイコンはこの南米産の薔薇にしようと思っている。
「南米産」には特に意味はないのだけれど、これを撮ったフィルムは既に生産中止のクロアチア製(EFKE)。カメラはスウェーデン(Hasselblad)、撮影レンズはドイツ(Carl Zeiss)、フィルム現像液もドイツ(Spur)、引き伸ばしレンズもドイツ(Schneider)、印画紙はイギリス(ILFORD)。
気付いてみれば、何とも多国籍な一枚だったりする(笑)
HASSELBLAD 553ELX,S-Planar 120mm F5.6,efke R 25
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