作品づくりへの道（モノクロプリントの世界）

今では経験者の数も少なくなった、モノクロフィルムからの作品づくりをご披露します。

 

 当たり前ですが、フィルムカメラ&モノクロフィルムで撮影します。

 

 

撮ったフィルムを現像。特に暗室は必要ありません。

 

 

音楽でいえば楽譜に相当する大事な大事なネガが完成。

 

 

 印画紙の種類やサイズを決めます。写真展用なのでバライタ印画紙をチョイス。

 

 

 撮影レンズに拘るのなら、引き伸ばしレンズにも拘るべき。

 

 

暗室で、引き伸ばし機にフィルムと印画紙をセットして焼き付けます。

露光時間やフィルターで濃度やコントラストを調整しつつ、部分的な焼き込みや覆い焼きでイメージを追い込みますが、印画紙自体にその変化が見える訳でもなく、現像液に浸けて初めて結果が知れるという勘と経験の世界。その後、停止液、定着液の順で薬剤処理。

 

 

定着が終わったら、予備水洗～水洗促進剤～本水洗を経て自然乾燥。

 

 

乾燥後のバライタ印画紙は、カールが激しいのでドライマウントプレス機でフラットニング。

 

 

 仕上がり具合によっては、細部をスポッティング作業で修正。この時も失敗が許されない張り詰めた時間が流れます。そして、最後にサイン入れ。

 

 

この後、額装を施すことによって、ようやく作品が完成します！ 

コメント 2

勉強になりました！
ハッセルで撮っても、店任せだったのですが、自分で現像してみたくなりますね。
by anomalocaris (2014-09-11 23:25) 

ぜひ、モノクロを楽しみましょう！
by shashinbana (2014-09-11 23:38)