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個展「MONOCHROSE」が無事終了しました。 [番外篇]

4月8日から28日まで、3週間に渡り開催した初めての個展「MONOCHROSE」が無事終了いたしました。
会期中は、沢山の方にお運びいただき本当にありがとうございました。 
この展示を経て、今後目指すべきことが(実はぼんやりとですが)見えてきました。
次回は、いつお会いできるか判りませんが、また、新しい作品を携えてお目にかかりたいと存じます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。 
 
 
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写真展「花つづり」 [番外篇]

ブログではお知らせが遅くなりましたが、白金高輪のRestaurant & Bar「Coolie's Creek」にて、3人展を開催中です。
「花つづり」と題し、3階建てレストランの全フロアを三人三様の花写真で飾るという素敵な展示会となっています。また、今回初めて展示作品の販売も承っておりますのでご興味のある方は宜しくお願い致します。
なお、会期は年末までと長いため、土曜の午後(12時~16時)は折りを見つけて3階フロアに在廊するつもりです。
ぜひお誘い合わせの上、お運びいただければ幸いです。
 
1-写真 2014-09-14 7 25 38.jpg 

Restaurant & Bar「Coolie's Creek」
●定休日 日曜日
●ランチタイム
 月曜日〜金曜日 11:30~15:30
 土曜日 12:00~16:00
   祝日 11:30〜14:30
 上記のランチタイム内は、写真のみご観賞が可能です。
 3階フロアが開放されていない場合は、お気軽にお店スタッフにお声がけください。
●ディナータイム(オーダーが必要となります)
 月曜日〜金曜日 18:00~24:00
 土曜日 17:30~ 24:00
   祝日 18:00〜23:00


フラットベッドスキャナーを使ったフィルムスキャンについて [番外篇]

ブログも本日で100本目となりましたので、今回は番外編として、私のスキャン方法をご披露します。

私が使用しているのは、EPSONのGT-X820。最上級機種ではないが、必要かつ十分なスペックだと思っています。

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問題は付属のフィルムホルダー。

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35mmスリーブ用と中判スリーブ用のフィルムホルダーがあまりにもお粗末。

平面性が保たれているフィルムであればあまり問題は起きないのだが、自家現像した35mmのTri-Xは蒲鉾型にカールする確率が高いし、カラーネガはベースが薄いので、中判になるとその重みで弛んでしまう。
その結果、フィルムの表面がガラス面に密着してしまうと、スキャンした画像にニュートンリングという渦まきが出現する。これを避けるためにフィルムの裏表を逆にしてスキャンしてPCに取り込んだ後に反転する方法もあるが、今度はガラス面との距離が開きすぎてピントが甘くなる場合がある。
対策として、スキャナーによっては高価なフィルムホルダーが販売されていたり、無反射ガラスと専用のパウダーを使う方法もあるようだが、いずれも試してみる気にはならない。

一方、暗室での焼き付け作業に使う引き伸ばし機も、フィルムを金属のフィルムキャリアに挟んで露光する。キャリアは金属製で一コマずづ挟むために、多少カールしたフィルムでも平面性が保たれる仕組みとなっている。スキャナーも同じ原理だから、本来は金属のキャリアが用意されればベストなのだが、フラットベッドスキャナーに挟めるような既存のものは存在しない。

私はかつて、作品に黒縁を付けるため、厚紙で作ったマスクにフィルムを挟み、それを一回り大きなフィルムキャリアに挟んで焼き付けをしていた時期がある。その時のマスクが、フラットベッドスキャナーにも応用できるのではないかと試みたら上手く行った。

フラットベッドスキャナー用フィルムキャリアの作成方法は以下の通り。

用意するものは、1mmの厚紙で硬ければ硬いほど良い。色は艶消しの黒。これは、スキャンする際に、余計な光の反射を避けるため重要。あとは適宜な大きさに切り取り、フィルムが覗く窓を切り抜くだけ。

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窓の径は、フィルムの画像サイズに合わせればよい。私は、黒い枠を出したいのでフィルムの有効画像サイズよりも1mm周辺を大きく切り抜いている。
ここで、1点工夫が必要。同じ大きさの窓にくり抜いた2枚の厚紙の間に、フィルムを挟んでスキャンするのだが、これでは厚紙の厚さ分が影となってスキャンした画像に映り込んでしまう。
これを避けるために、下側の厚紙は垂直に切り抜かれていればよいが、上側の厚紙は斜め45度の角度で切り抜く必要がある。これは、専用のカッターが販売されているのでそれを使っても難しくはないと思うが、私は最初から新宿の世界堂に出向き、機械を使ってmm単位で正確にカットしてもらった。実際たいした金額でもない。

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また、必ずしも斜め45度にカットをせずとも、上側を一回り大きく切り抜いてやると同様の効果となる。これは試したわけではないが理論上はそうなるはず。

で、出来上がったのがこれ。
上の左から35mm用と645用。下の左から66用と67用。
垂直カットした厚紙を受け側に、斜め45度カットした厚紙を被せる側とし、上部を黒いパーマセルテープで留めて、蝶番代わりとする。

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次に、スキャナー側の位置決め。
作成したフィルムキャリアの窓部分が、スキャナーの蓋についている発光部の中央に位置させる必要がある。このためには、ガラス面の大きさを測り、キャリアをスライドさせられるようなプレートを、同じ厚紙で作成する。
後は、フィルムをキャリアに挟み、スキャナーにセット。挟んだフィルムのはみ出し具合によって、キャリアの位置を決めればよい。

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ただし、このままだとカールしたフィルムは厚紙を押し上げてしまうので、上から圧力をかける必要がある。薄い鉛板を載せても良いかも知れないが、私は黒い10mmのスポンジゴムを用意した。
写真のように、2か所にスポンジゴムをおいて、スキャナーの蓋を被せれば、蓋の重みでフィルムが平面化されるという仕組み。スキャナーの蓋自体は、これで多少浮き上がっても問題ない。

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スキャン結果は3月19日以降にアップした私のブログ(特に中判の写真)をご参照いただければ。

余談だが、最近買ったローライフレックスで撮影したフィルムを、ハッセル用のマスクに乗せて唖然。ローライの撮影面積がハッセルのそれよりも、ほんのちょっと大きいのだ。それ以前に、ハッセルは正方形ではなく、ほんの少し縦長ということもあったりするのだが(笑)



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